コミックエッセイ お局様にいびられる復帰したママ
”時短”はズルい? 後輩から向けられた“無邪気な悪意”【お局様にいびられる復帰したママ Vol.4】
■これまでのあらすじ
育休を終えて職場に復帰した真美。しかし、待っていたのは歓迎ではなく、冷ややかな空気だった。上司の指示どおりに対応したはずの社内資料のミスも、なぜか真美の責任にされてしまう。それを見ていた周囲のメンバーも、見て見ぬふりをするだけ。追い詰められた真美は、心の中で――「お願いだから……誰か、助けて」と呟くのだった。
育休を終えて職場に復帰した真美。しかし、待っていたのは歓迎ではなく、冷ややかな空気だった。上司の指示どおりに対応したはずの社内資料のミスも、なぜか真美の責任にされてしまう。それを見ていた周囲のメンバーも、見て見ぬふりをするだけ。追い詰められた真美は、心の中で――「お願いだから……誰か、助けて」と呟くのだった。
私のせいじゃないのに…上司にミスを押し付けられた
聞こえてきた無邪気な悪意
午後3時、給湯室でお茶を入れていると、すぐ外の廊下から笑い声が聞こえてきました。
一瞬、手が止まってしまいました。
(……それ、私のことだよね)
声の主は営業アシスタントの若手2人。数ヶ月前に入ってきた子たちで、私とも何度か話したことがあります。
でも、その声には“敵意”とまでは言えない、もっと厄介な“無邪気な悪意”が混じっていました。
「時短で帰れる人、ほんと羨ましい~」
「え、でも仕事押し付けられてんのこっちじゃん」
笑いながら去っていく足音だけが残る。
私は手に持った紙コップの水を捨て、何も飲まずに席へ戻りました。
(ズルいって……働いてないとでも思ってるの?)
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