「仕事してないならどうせ暇でしょ?」専業主婦が憎い独身女の末路
■作者のとりまるとねこぽちゃさんへインタビュー
ー複数の体験談をもとに創作されているということですが、このお話を作ろうと思ったきっかけを教えていただけますでしょうか? アケミ側とユカ側、どちらからの体験談をメインに作られたのでしょうか?
ユカ側になります。
専業主婦であることに妬みを言われた友人の体験談がベースとなります。でも一方で「専業主婦って楽だよね」という方の意見を聞く機会もありまして…。
両者の言い分を描いてみたいと思いました。そこに複数の体験談を組み込んでみました。
ー独身でバリバリ働くアケミですが、実は、専業主婦に憧れていて、だからこそ憎いと言っていますよね。このような設定にしたのはなぜでしょうか?
「専業主婦って楽だよね」と言っていた方の言い分を組み込んだ結果、そうなりました。
「私ならうまくできる」「専業主部はずるい!」ってリアルに言っておりましたので、こういう意見もあるのかなぁと。
ーアケミの発言はリアルな声から生まれたものだったんですね。
一方、専業主婦のユカも、夫の希望で専業主婦になっているだけで、実は働きたいと思っていますよね。これも体験談から生まれたものでしょうか?
はい。
こちらもモデルになった友人の言葉通りにさせていただきました。一度専業主婦になったものの「やっぱり働きたい」「外に出たい」と言っていました。
ーなるほど。どちらのキャラクターもリアルな声から生まれたものだったんですね!
さて、最後になりますが、専業主婦と働く女性が対立してしまうという風潮は、世の中にも多くあることかと思いますが、どうしたら歩み寄れる、もしくは理解し合えると思いますか?
これはお互いの立場になってみないとわからないので、想像力を働かせてみるしかないかと…。でも、誰しも隣の芝生は青いと言いますので、本質的には無理かもしれません(笑)。
ー確かに働く女性、専業主婦と言ってもそれぞれの立場も違いますし、お互いの立場はその本人にしかわかり得ないことも多いですよね…。
とりまるさん、貴重なお話ありがとうございました!
さて、アケミとユカ、タカオの3人の関係はどうなっていくのか、最後まで見逃せない展開になっていますので、ぜひ、最初から読んでみてくださいね。
>【1話から読む】「専業主婦が憎い私」