子どもがお友だちに怪我させた!? なぜか謝罪拒否…本当の被害者は誰?
■「直接友人にお願いして描かせてもらった作品」作者へインタビュー
ーご友人の話を元に漫画化したということですが、このお話を聞いたときどんなことを思ったのでしょうか? また、なぜ漫画化しようと思ったのでしょうか。
最初は相談というか「こんなことがあったんだ〜」という感じで、友人の一人として話を聞いていました。
その後、この話が最後までたどり着く前に、ある日突然「連載を描くのであればこの話を描きたい‼︎」と思い立ち、友人に描かせてほしいとお願いしました。
元々自分が漫画を描いていることを周りの人に言うことはないので、後にも先にも、自分から面と向かってお願いして描いたのは、この作品だけだと思います。
ー学校での話し合いで、モリオくんのお父さんと衝撃的な出会いをすることになりますが、子どもがトラブルにあった際、相手の親と対面するときの心持ちや注意点があったら教えていただけますでしょうか。
基本的には会わないのが1番だと思います(笑)。
対面はさらなるトラブルを生む可能性が高いので、学校側にお任せするのが一番いい方法ではないかと思いますが、それでももし対面することになった場合は、必ず子どもとその出来事に関して向き合って、しっかりと話し合ってから対面する方がいいのかなと思います。
ーもし、フミヤの両親のように自分の子どもが加害者なのにも関わらず、相手のお子さんに謝れなかった場合は、どのような対応をしたらいいと思いますか?
実際は謝れない理由にもよると思いますが、この話でいうと、子どもの話をしっかり聞いてからの展開があるので、やはり子どもと向き合って話を聞くのがベストかなと思います。
ー子ども同士のトラブルがあったときには、まずは子どもと向き合うことが大切ですね。
最後になりますが、子どもが同級生を怪我をさせてしまう、もしくは同級生から怪我をさせられてしまったということは、誰しも経験してしまうことがあるかと思います。
どちらの立場であっても、共通して言えることはあるのでしょうか?
被害者であっても加害者であっても、子どもの話だけを鵜呑みにするのではなく、周りの大人たちの声に耳を傾けるのも必要なのかなと思います。
子どもの話だけだと、どうしても自分にいいように言ってしまいがちなところがあったりするので。
難しいとは思いますが、いちばんいいのは第三者の目で物事を見れると、よりわかりやすくなるのかなと思います。
ーそうですね。自分の子どもの話はしっかり聞きつつ、第三者の話も聞けるといいのかもしれませんね。愛すべき宇宙人さん、貴重なお話ありがとうございました!
さて、フミヤくんは本当に加害者なのか? 本当の被害者は誰なのか? 最後まで見逃せない展開になっていますので、ぜひ、最初から読んでみてくださいね。
>【1話から読む】「僕は加害者で被害者です」