コミックエッセイ ママ友トラブル図鑑
専業主婦とワーママの派閥をどう考える?園が提示したひとつの答え<働くママは悪なのか? 7>【ママ友トラブル図鑑 Vol.43】
■園も気づいていた、専業ママとワーママの派閥
「私は、子どもたちのことを一番に考えていきたいと思っています。だからこそ、保護者の皆さんにも、“子どもたちの前”では、どうか、言葉や態度に気をつけていただきたいのです」
優しく、しかしはっきりとした口調で先生は続ける。
しばらく沈黙が流れた後、誰かが小さくうなずき、別の誰かが「……そうですね」と呟く。
私は隣にいる彩乃さんを横目で見た。
彼女は何も言わなかったが、その表情にはわずかな緊張と疲れが滲んでいた。
こうして、その場はとりあえず“落ち着いた”。
専業ママと働くママ、ふたつの派閥は当然園も気づいていたのだ。
話し合いの末、行事の当番や係は、できるだけ公平に、家庭の状況に配慮しながら回していくことになった。
専業主婦も、働く母も、互いに譲り合うという名目で。
次回に続く(全8話)毎日更新!
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
- 1
- 2
-
この連載の前の記事
ワーママにのしかかる罪悪感。娘を悲しませたのは誰?<働くママは悪なのか? 6>
-
この連載の次の記事
専業ママと和解したけど…消えないワーママの罪悪感と娘の言葉<働くママは悪なのか? 8>
ロード中