コミックエッセイ ママ友トラブル図鑑
「財布忘れちゃった」ママ友に貸したお金を返してもらえず…<親しき仲にも財布あり 1>【ママ友トラブル図鑑 Vol.52】
■保育園のママ友に誘われて喫茶店へ
私の名前は吉村美沙。
まだ「親友」と呼べるようなママ友はいないけれど、それなりに気楽な日々を送っていた――あの人と出会うまでは。
「ねえ、美沙さん、今日もお茶しない? たまには息抜きしないとやってられないよね〜」
そう声をかけてきたのは中野理恵さん。
同じ園に通う子どもを持つママで、最初に話しかけてきてくれた、数少ない“気さくな人”だった。
明るくて話し上手で、流行にも詳しくて、正直ちょっと眩しい存在。だから、誘われたのが嬉しかった。
近所の喫茶店に入ると、理恵さんはすぐにスイーツを注文し、マシンガントークが始まる。
保育園の先生の噂、園のママのSNSチェック、子どもに習わせている習い事のこと――
私は「へぇ〜」と相槌を打ちながら、少し疲れを感じていた。けれど、こんな風に誰かと気楽に話す時間も、悪くない。
そう、思っていたのだけど…
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