コミックエッセイ 本当にあった読者のはなし
断ってよかった!義姉が押し付けてきた中古ソファの行方は?<義姉のお下がり呪縛 9>【本当にあった読者のはなし Vol.109】
■ソファの行方と、私の決意
あのソファ、結局どうなったと思います?
義母から聞いた話では、「どうやら今、誰も座らなくなっちゃってるみたいよ。お姉ちゃんの家族も少し置き場に困ってるらしいの。捨ててもらっていいのにねぇ」とのこと。
ああ、やっぱり。
あれだけ“いいものだから”と押しつけてきたソファが、今や厄介者扱い。
その話を聞いた瞬間、心の中で小さくガッツポーズをしました。
その夜、夫に何気なくその話をすると、彼は珍しく真面目な顔をしました。
「……俺さ、あのとき、ちゃんと止めればよかった」
少し間をおいてから、続けます。
「『どっちでもいい』なんて言って、結局お前に全部押しつけてたよな。ごめん」
私は思わず手を止めました。
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