コミックエッセイ やさしさに焦がれる
結婚を反対された娘の胸に芽生えた、母への複雑な思い【やさしさに焦がれる Vol.33】
■反対されたのに…胸に浮かんだのは意外な感情だった
伯母から「母とは対等に話すべき」と言われたことを凜から聞いた彼は、その潔さに思わず笑みをこぼします。けれどすぐに、「どんな親でも、他人から悪く言われるのはいい気がしないよ」と優しくフォローを入れるのでした。
これまで母に関心を持たれないと感じてきた凜にとって、今回の反対は戸惑いと同時に、どこか嬉しさを伴うものだったのかもしれません。
「どうして認めてくれないの?」と心の奥で叫びながらも、凜は“やっと母が自分を見てくれた”と感じていました。
長い間届かなかった愛情を、ようやく確かめられたような気がしたのかもしれませんね。
次回に続く(全92話)
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