コミックエッセイ 本当にあった読者のはなし
ワンオペ過労で入院!冷たい夫は見舞いにも来てくれず…<支配の家からの脱出 3>【本当にあった読者のはなし Vol.112】
■ワンオペ家事育児で、ついに限界を迎え…
あの夜から、私は少しずつ壊れていきました。
夫と話すことはほとんどなくなり、家の中には沈黙だけが残りました。
子どもと過ごす時間だけが心の支えでしたが、仕事と家事と育児を一人で抱える生活は限界に近づいていました。
朝は6時に起きてお弁当を作り、洗濯物を干し、子どもを保育園へ。
そのあと職場へ向かい、夕方には買い物と夕食の支度。
夜は子どもを寝かせたあと、ようやく自分の時間ができても、身体はもう動きませんでした。
そんなある日、職場で急に目の前が真っ暗になり、そのまま倒れてしまいました。
気づいたときには病院のベッドの上。
医師からは「過労とストレスによる心身の不調」と言われました。
母が駆けつけてくれて、私の手を握りました。
「無理してたんじゃない?」と心配そうに聞かれましたが、私は夫との現状を打ち明けられませんでした。
「大丈夫」「少し疲れてるだけ」と笑ってごまかしました。
本当は、泣きながら全部話したかったのに。
- 1
- 2
-
この連載の前の記事
「パートは家事をするためだろ」怠惰な夫のありえない発言に愕然!<支配の家からの脱出 2>
-
この連載の次の記事
「家事もできない怠け者ねぇ」同居義母の嫁いびりが止まらない!<支配の家からの脱出 4>
ロード中