コミックエッセイ 本当にあった読者のはなし
意地悪な義実家から逃亡!母と子は笑顔を取り戻せるのか?<支配の家からの脱出 6>【本当にあった読者のはなし Vol.115】
■義実家から解放され、両親の温かさに涙…
実家へ帰った日は、まるで夢のようでした。
母の手料理の匂い、父の低い声、子どもの笑い声。
そのどれもが懐かしくて、胸の奥がじんと熱くなりました。
けれど母は、すぐに気づいていました。
私が笑えていないこと、どこか怯えたように肩をすくめていることを。
「……今、どんな暮らししてるの?」
その問いに、私はうつむいて何も言えませんでした。
食卓の上で、父が静かに口を開きました。
「無理してるだろ」
たったそれだけの言葉で、張りつめていた糸が切れました。
涙が止まらず、夫や義母との生活をすべて話しました。
母は泣きながら私の手を握り、父は黙って頷いていました。
「もう、帰らんでいい。ここにいなさい」
両親の言葉は温かくて、それだけで涙が溢れました。
でも、私はまだ迷っていました。
「私が帰らなかったら、夫やお義母さんが怒るかも…」
父は短くため息をつき、静かに言いました。
「怒るやつのほうが悪い。お前は悪くない」
その言葉で、心の奥で何かがほどけました。
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