コミックエッセイ やさしさに焦がれる
別れを予感していた彼…許せないのは彼じゃないのに【やさしさに焦がれる Vol.66】
■別れの言葉に彼は何を返す…?
突然の「別れたい」という言葉に、彼は一瞬、凜が自分の行動に怒っているのだと思いました。けれど凜の口から出たのは、「家族が許せない」という言葉。
その言葉に込められたのは、怒りではなく――彼をこれ以上困らせたくない、家族の事情に巻き込みたくないという切実な思いでした。
少しの沈黙のあと、彼は静かな声で応えました。「いつか、そう言われるんじゃないかと思ってた」
凜が誰よりも正義感が強く、いつでも自分を犠牲にして他人を思いやる人間であることを、彼はよく知っています。
だからこそ、この瞬間がいつか訪れるのではないかと、心のどこかで覚悟していたのかもしれません。
次回に続く(全92話)
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