コミックエッセイ 本当にあった読者のはなし
私の配慮が足りない? ママ友に泊めてもらう側のマナーとは<ママ友の家に泊まったら 3>【本当にあった読者のはなし Vol.132】
■ママ友に食べられ、夕食が足りなくなった…
お弁当を食べ終えたあと、私はそっと立ち上がりました。人数分しか用意していなかったため、Aに食べられ、自然と自分の分が足りなくなっていたのです。
そう声をかけると、Aはテレビを見たまま「うん」と短く返しました。
玄関を出た瞬間、湿った夜の空気が頬に触れました。子どもたちの笑い声とAの話し声が、背中のほうでまだ続いています。
私は靴ひもを結び直しながら、胸の奥がじんわりと重くなるのを感じました。
──もしかして、私のほうが気が利かなかったのかな。
歩きながら、コンビニの明かりが見えてくると、少し安心しました。
レジ前の棚に並ぶおにぎりを眺めながら、「こんなことで心をざわつかせてる自分が、いちばん面倒くさいな」と思いました。
Aが悪いわけでもない。私が悪いわけでもない。ただ、昔みたいに気楽に笑えない。それが少しだけ寂しいのです。
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