コミックエッセイ 本当にあった読者のはなし
「怒鳴ってごめん」ママ友が謝罪…怒りの裏にあった余裕のなさ<ママ友の家に泊まったら 9>【本当にあった読者のはなし Vol.138】
■頑張ってるから、力になりたいと思った
Aは続けます。
「毎日がいっぱいいっぱいで。子どものことも、仕事も、親のことも全部中途半端。だから、あんたがちゃんとやってるように見えて、余計にイライラしたの。本当は、羨ましかっただけなんだ」
私は静かにうなずきました。
「Aが頑張ってるの、わかってるよ。だから、助けたいとか、力になりたいって思っただけなんだ」
Aはうつむいたまま、少しだけ肩を震わせました。
「……そんなふうに言われたら、泣けてくるじゃん」
顔を上げると、目の縁が少し赤くなっていました。そして立ち上がり、私に向かってもう一度頭を下げました。
その声にこもった素直さが、昨日の怒鳴り声とはまるで別の音に聞こえました。
私は笑って言いました。
「まあ、昔からそういうとこあるしね。Aはまっすぐだから」
Aは目を細めて笑い返しました。
二人の間を風が通り抜けます。何かがやっとほどけて、静かに元の形に戻っていくような感覚がありました。
次回に続く(全10話)毎日更新!
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
この記事もおすすめ
- 1
- 2
-
この連載の前の記事
「人にぶつけすぎ」怒り狂うママ友に同級生が喝! 仲は戻るのか?<ママ友の家に泊まったら 8>
-
この連載の次の記事
大喧嘩したママ友との関係は?面倒だけど大切なもの<ママ友の家に泊まったら 10>
ロード中