「さっさと現金でくれよ」義母の通夜で遺産の話ばかりする夫へー義母の遺言は愛か復讐か?
義母の遺言に隠された究極の愛とは?
主人公・咲良は、身寄りもなく、仕事を辞めて生活費も入れない夫とは離婚したいと思っていました。夫は両親を亡くした咲良に対し「お前には帰る場所がない」と常に支配的な態度をとるのです。ですが、優しい義母を慕っていた咲良はその関係性が壊れるのが嫌で踏み切れずにいます。
物語は、義母の「遺言」をきっかけに大きく動き出します。一見、遺産相続の騒動のように見えるその内容。しかし、咲良が知ることになるのは、お金や財産以上に重い義母の本当の願いだったのです。
生活費も入れず、義母の余命すらも軽んじる夫…。
でも主人公はお義母さんが、かけがいのない存在でした。
息子に恵まれなかった義母の最後の願いとは…?
そして義母が亡くなった後にもー…。
- 1
- 2