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「なんで私ばっかり……」調整役を任される人が、実は職場で信頼されている理由

マイナビウーマン
今回のお仕事ハックは「上司と後輩の狭間で期待される役割がしんどい」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。


上司と後輩の狭間で期待される役割がしんどい

上司と後輩の間に立ち、気配りや調整役を任されがちです。その分、自分の業務が後回しになり評価も上がりません。この役割を断るのはワガママなのでしょうか。(制作/30代)


「なんで私ばっかり……」調整役を任される人が、実は職場で信頼されている理由


以前、ある大手企業のオフィスがテレビに映った時、「しんどそうな職場だ……」と感じたことがあります。一瞬で分かることに自分でも驚きましたが、ギスギス、トゲトゲした空気感が映像から伝わってきたんです。

あなたは、職場をそんな空気にさせないために必要な人。

評価されてない、と思っているようですが、そんなことはないと思います!

なぜなら、気配りや調整は、仕事をスムーズに進める上で、なくてはならないものだから。


ゲーム会社でプランナーをしている友人も同意していました。その上で、こうも言っていたんです。「企画職は、連携と根回しが9割」だと。

えっ、9割!?と聞き返すと、「まぁ9割は大げさだけど、めちゃくちゃ重要なのは確か。色々な人に動いてもらうために調整しないといけないから」と話していました。

確かにそうですよね。仕事って、各々が優秀なスキルを持っていたら問題なく進むかといったら、決してそうではない。

人は感情を持つ生き物。
各々がスキルを発揮するためには、心の中に疑問や不安や怒りや無理がない状態で、気持ち良く仕事に取り組める空気や環境がないといけない。ギスギス、モヤモヤ、イライラ、はできる限り減らしたい。

そのためには、人と人との間に立って気配りや調整をする、あなたのような人がいることが、すごくすごく大切。

そして、これって誰もができる仕事ではないんですよね。周りを見渡してみて、そう思いませんか?あなたと同じくらい、この役割を担えそうな人、すぐに思いつきますか?

任されがちということは、それだけ信頼されている証拠。あなただから安心して頼めるんです。

口には出していなくても、「気配り上手だよな」「助かるな」「ありがたいな」と思っている人、絶対にいるはず。

別のところで評価されたいのに……とあなたは思っているかもしれません。
でも、あなたならではの魅力や能力を発揮できる場所、キラキラ輝ける場所って、自分では思いもよらないところにあったりします。

だからといって、本来の業務で評価されるのは諦めろ、というわけではないです。どうしても全力で頑張りたい業務がある時は、「この仕事が終わるまでは他の人に調整役をお願いできませんか」と上司に相談してみてもいいと思います。

でも、気配りや調整をする役割は、ぜひ続けてほしいです。

年を重ねれば重ねるほど、人と人の間に立って、皆が気持ち良く仕事できる空気を作れるかどうかって、かなりシビアに周りから見られるようになります。しかもそれって一朝一夕で身につくものではない。前述の友人も、「いい空気を作るどころか、悪い空気を作っちゃう人もいる」と話していました。

そんな中、あなたは既にその能力を信頼されている。
つまり、現時点で間違いなく一歩も二歩もリードしてるんです。

今やっていることは今後に必ず生きてくるし、自分の強みをしみじみ理解する時がきっと来ます。観葉植物の中で、有害物質の除去能力が高い植物を「エコ・プラント」と呼びますが、あなたは言うなれば、職場の空気を浄化する「エコ・パーソン」。今後も自信を持って、その能力を発揮してくださいね!


Point.

・各々の中にある疑問や不安、怒りなどを取り除かないと仕事はスムーズに進まない

・気配りや調整役をする人は職場に必ず必要で、任されるのは信頼されている証拠

・誰もができる役割ではないので、実は評価されている可能性が高い

・本来の業務とのバランスを取りながら、自信を持って今の役割を務めよう


(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

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