くらし情報『写真家・鈴木理策、約8年ぶりの大規模個展開催。まなざしの追体験から「見ること」を示す』

2015年7月10日 22:00

写真家・鈴木理策、約8年ぶりの大規模個展開催。まなざしの追体験から「見ること」を示す

「鈴木理策写真展意識の流れ」/《水鏡14, WM-61》 2014年

「鈴木理策写真展意識の流れ」/《水鏡14, WM-61》 2014年

写真家・鈴木理策の個展「鈴木理策写真展 意識の流れ」が、東京オペラシティ アートギャラリーにて、7月18日より開催される。9月23日まで。

1963年和歌山に生まれた鈴木理策は、1980年代半ばから写真を媒体に創作活動をはじめた。故郷の熊野をテーマとした初の写真集『KUMANO』(1998年)など、連続性のある写真手法や物語性のある表現が評価され、2000 年に第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。熊野での撮影をライフワークとしながら、南仏のサント・ヴィクトワール山やセザンヌのアトリエ、桜や雪など、様々な対象を異なるアプローチからとらえ続けてきた。2006年にニューヨークで、2011年にチューリッヒで個展を開催するなど、国際的に活動の場を広げている。

本展のタイトル「意識の流れ」は、「見るという行為に身をゆだねると、とりとめのない記憶やさまざまな意識が浮かんできて、やがてひとつのうねりのような感情をもたらすことがある」という鈴木自身の経験に基づいてつけられたものだという。「『見るということ』そのものを提示したい」と語る彼の言葉の通り、説明的ではなく抽象的で、感覚と視覚により訴える作風が鈴木の写真の特徴だ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.