2015年8月23日 12:00
アメリカ人が丹精を込めて作り上げる“梅干し”。ピクルスブランド「Ozuke」
アメリカ発の梅干し、Ozukeの「Umeboshi」
日本の食卓に欠かせない、梅干し。その伝統に魅了され、会社まで立ち上げてしまった2人の女性たち。「オズケ(Ozuke)」はアメリカ・コロラド州のボールダーで11年に設立された。
発端は日本料理のシェフとしてキャリアをスタートしたマーラ・キング(Mara King)が退職し、その後、仕事がなかなか見つからなかった時期に、偶然にも同じ名字を持つウィロウ・キング(Willow King)と出会ったことから始まった。彼女たちは意気投合し、数週間に一度キッチンに集まり、共に様々な実験を行ってきたのだという。
その実験とは当初チーズやサラミなどを作っていたそうだが、次第にマーラのキャリアから親しみのあった発酵食品やザワークラウトが中心となった。その後、2人は「オズケ」を設立。家族や友達を楽しませるために始めたことが、設立から数年で従業員も抱えるほどの立派な会社へと成長した。
2人は、ここまでうまくいったのもボールダーが自然食品の盛んな地域であり、コミュニティが知識やアドバイスを惜しみなく分け与えてくれたからだと語っている。
「オズケ」のリリースした「Umeboshi」