2015年8月24日 21:30
古き良きものと新しいデジタル要素の融合という革新の在り方。VELDT 野々上仁--2/2【INTERVIEW】
8月26日に販売となるヴェルト セレンディピティの新作「Vesper」
■均一ではない美しさと日本発のウェアラブルデバイスである気概
ヴェルト(VELDT)の哲学は、現在展開するウェアラブルデバイスからも感じられる。存在感ある3型のウォッチには「Ripplet」「Moon Ray」「Silky Ice」など、自然の中にある現象から名付けており、文字盤にデザインされた24のLEDは「SAKURA」「FUJI」「DAIDAI」など和名が付けられている。これらのLEDが文字盤上で光ることで、天気やスケジュールを知らせてくれるのだ。
株式会社ヴェルトの代表取締役CEOの野々上仁さんは、この優しい光の採用にもヴェルトの美学が込められているという。「この文字盤が、デジタルとアナログの境界線なんです。ヴェルトのLEDは発色にばらつきがあったりする。光の3色原色をブレンドしながら、意図的に揺らぎのある発光を作り出しています。我々の答えは“均一じゃないほうが良い”ということ」と野々上さんは語る。
8月26日から新たに展開される「ヴェルト セレンディピティ(VELDT SERENDIPITY)」のシリーズは「Vesper(宵の明星)」