くらし情報『出版界に風穴開くか。『ロフィシャル ジャパン』のアドバンテージとは【日本モード誌クロニクル:横井由利】』

2015年10月5日 21:30

出版界に風穴開くか。『ロフィシャル ジャパン』のアドバンテージとは【日本モード誌クロニクル:横井由利】

『ロフィシャル ジャパン』創刊号

『ロフィシャル ジャパン』創刊号

雑誌が創刊準備を始めると、パイロット版を作り、クライアント、代理店にプレゼンテーションするのが常となっている。ところが、『ロフィシャル ジャパン』は従来の常識を打ち破るかのようにパイロット版をパスした。それがロフィシャル流なのだろう。

フランス版は、本誌以外にロフィシャル・ボヤージュ、ロフィシャル・アート、ジュエリー&ウォッチのモントレー、ロフィシャル・オムなどがあり、それぞれ年4回ずつ発刊されている。

ライセンスマガジンの場合、リフトの仕方は契約条項に記されている。『ロフィシャル ジャパン』の場合はリフトの仕方が従来のライセンスマガジンと違い、インターナショナルな視野に立った旅の記事は『ボヤージュ』から、海外のアートシーン情報は『アート』からリフト。ファッションは独自の視点で企画、撮り下ろしをするという。

セブン&アイ出版が進めるオムニ化の拡大解釈と捉えればいいのか、出版社の垣根を越えたコラボレーションを実現する予定もあるという。
ファッション界でも、ラグジュアリーブランドとファストファッションのコラボなどで化学反応を起こし、新たなマーケットを創出しようとする動きが盛んだ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.