くらし情報『ドリス ヴァン ノッテンがアーツ・アンド・クラフツ運動を提唱【17SSメンズ】』

2016年7月14日 19:00

ドリス ヴァン ノッテンがアーツ・アンド・クラフツ運動を提唱【17SSメンズ】

ドリス ヴァン ノッテン17SSメンズコレクション

ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)は6月23日、ベルシーの複合競技場を会場に17SSメンズコレクションのショーを開催した。産業革命後に失われつつあった技術を取り戻すべく、デザイナー、ウィリアム・モリス(William Morris)が提唱したアーツ・アンド・クラフツ運動になぞらえて、手作業を重視し、手仕事の美しさを讃えるコレクションとなった。ウィリアム・モリスのデザインから直接的な影響を感じさせるモチーフも見られたが、今シーズンは特にフランドル地方やオービュソンなどの古いタペストリーから引用されたものが印象的。バロック時代の「モーセの発見」の端に見られるオウムをブルゾンに写真プリントしたり、中世のタペストリーの中の花をボンバースにあしらったり。それぞれ凹凸ある素材にプリントしているため、実際にタペストリーを使用しているのではないかと見間違うほど。タペストリーのモチーフをリサーチする中で結びついたという迷彩柄も、様々なアイテムで組み合わせられていた。テキスタイルと陶器などの美術品からインスパイアされたという手の込んだニットや、マクラメの手編みフリンジなど、長い時間をかけて作り上げられたアイテムが各ルックを美しく彩る。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.