2016年9月27日 12:00
横浜・象の鼻テラスで、ファッションデザイナー矢内原充志が新作を発表。不思議なフィッティングルームで試着ができるインスタレーション
ファッションデザイナーの矢内原充志による「FLOATING LIFE展 ~浮き世に着る服~」が、9月28日から10月2日まで横浜・みなとみらいの象の鼻テラスにて開催される。矢内原充志は、舞台衣装からキャリアをスタートし、アーティストやアートディレクターとしても活動している異色のファッションデザイナー。同展では、活動拠点でもある横浜を象徴する場所のひとつである象の鼻テラスにて、4シーズン振りとなる新作を発表。不思議なフィッティングルームを通して、来場者が新作を実際に身に纏い、体験できる参加型インスタレーションとなっている。同展について矢内は、「自分の事を見ることができるのは自分以外の全ての人であり、自分で自分を見る事はできない。だけど、気がつけばいつも、体をぶさいくにねじって、手軽なメディアまで使って、なんとか自分で自分を見ようとあがく。そんな不確かであやふやな自分という存在を洋服で固めることで、少しでも自由になれないだろうか。軽やかに強く世の中に浮かんでいられないだろうか。
横浜のアトリエで作るのは、スケール・位置・機能・いろんなものを一度バラバラにして、組み立て直した服。一面だけの存在を疑う服。