くらし情報『奈良美智がつくる茂田井武展が開催、「僕の好きな日本の絵本作家は茂田井に源流をみる気がする」』

2017年2月4日 14:00

奈良美智がつくる茂田井武展が開催、「僕の好きな日本の絵本作家は茂田井に源流をみる気がする」

茂田井武画帳「続・白い十字架」より1931-35年

安曇野ちひろ美術館の開館20周年を記念して3月1日から5月9日まで「奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人」が開催される。茂田井は戦後の混乱期の子どもの本におびただしい数の絵を描きながら、日本の絵本の隆盛期を待たずして早逝してしまったが、その画業は多くの画家に影響を与えるものだった。奈良もそんな茂田井に影響を受け、心ひかれるうちの一人である。同展では奈良が今も「新しい」と感じる茂田井の作品を選び、展覧会を構成するもので「人に見せるための絵よりも、自分との対話のなかで生まれる絵にひかれる」という奈良らしく、茂田井の内面が色濃く表れた作品が選ばれており、奈良の視点から新たな茂田井武の魅力を感じることができる展覧会となっている。
【イベント情報】「奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人」会場:安曇野ちひろ美術館 展示室4住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24会期:3月1日~5月9日時間:9:00~17:00(4月29日~5月7日は18:00まで)休館日:3月22日、4月12日、26日料金:大人800円、高校生以下無料※作品画像の転載及び、コピー禁止
茂田井武白くまとお人形1947年

茂田井武画帳「Parisの破片」より1930年頃-35年頃

茂田井武「夢の絵本」より1948年

茂田井武飾り井戸 画帳「幼年画集」より1946-47年

茂田井武『セロひきのゴーシュ』(福音館書店)より1956年

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