くらし情報『シャネル、反射する銀世界で過去・現在・未来の交錯【2017春夏クチュール】』

2017年2月5日 20:00

シャネル、反射する銀世界で過去・現在・未来の交錯【2017春夏クチュール】

シャネル2017年春夏オートクチュールコレクション

(c) CHANEL


シャネル(CHANEL)の2017年春夏オートクチュールコレクションが、1月24日(現地時間)にパリでお披露目された。カール・ラガーフェルドが今回の会場に選んだのはグラン・パレ。30年代のアールデコ洋式に着想を得た装飾の中、カンボン通り31番地のメゾン本店に今も残るオートクチュールサロンへと続く鏡張りの階段を彷彿させるセットを再現した。フロアに幾つもの鏡を敷き詰め、反射する銀色の景色はまるで無機質な氷の世界。中央に置かれたシリンダーは、さまざまな表情を見せるカレイドスコープのよう。ランウェイには、“クレイジーなフェミニティ”を表現したルックが並んだ。構築的なショルダーに際立ったハイウエストのライン、そしてヒップにボリュームを持たせコントラストを鮮明にしたパステルカラーのココツイードスーツに始まり、白と黒のクラシカルなツイードやメタリックな装飾を施したベアトップにサイハイブーツ、ドレープのラインを胸元で美しくアレンジしたブラックドレスなど、独創的でありながら原点回帰したようなアイデンティティのあるルックが続く。全体を通して、直線や円筒状のライン、大胆なデコルテの表現、そしてコスチュームパールのアンクレットによって強調される魅惑的なシルエットが印象的だった。

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