2017年3月23日 15:00
ウジョー、美しく丁寧に壊して完成する新しいテーラリングの可能性【2017-18秋冬ウィメンズ】
3月20日、デザイナーの西崎暢が手がけるウジョー(Ujoh)が、2017-18年秋冬コレクションショーを渋谷・ヒカリエで開催した。テーラリングの技術をベースに、パターンの新たな可能性と価値を追求。その工程を「服のつくりを美しく、丁寧に、壊す」と西崎氏は表現する。テーラードのコートやジャケットはカットオフされ、スナップボタンやストラップでつながれ、新たな構造を持った一着として生まれ変わった。その切れ目からはクラシックなチェックや、壁紙のような柄を刺繍で施したワッシャーオーガンジーなどが、モデルのウォーキングに合わせて見え隠れする。袖にたっぷりとラグジュアリーなファーをあしらったコートの下は、シャツワンピースとパンツを合わせてエフォートレスシックなスタイルに。オーバーシルエットふんわりと体を包み込むローゲージニットは、サイドには大胆なスリットが入れられ、その下ではドレッシーなロングスカートがモデルのウォーキングに合わせて揺れる。全体を通してスタイリングのアクセントとなったのは、スポーティーな要素。
パンツのサイドを走るラインや、シャークソールの厚底シューズ、そして、ユニークなクリエイティブで知られるレッグウエアブランド・アヤメ(Ayame)