2018年3月26日 19:30
東京ミッドタウン日比谷に小さな“街”が登場。様々な人が集う「ヒビヤ セントラル マーケット」オープン
3月29日に開業する東京ミッドタウン日比谷のなかで、ひときわ注目を集めるのが3階にオープンする複合型店舗「ヒビヤ セントラル マーケット(HIBIYA CENTRAL MARKET)」だろう。これまでにないアイデアを形にして、新しい商業施設の中に様々な店舗が入居する“マーケット”をつくり上げた。
「僕の店づくりは“街”を作るということが基本。お店をつくるとたくさんの人がそこに集い徐々に街になっていく。今回は240坪ほどの広大なスペースだったので、頭の中で漠然と市場やマーケットというコンセプトが浮かびました」。こう話すのは、ディレクションを手がけたクリエイティブディレクターの南貴之。小さな街のような複合型店舗は、南と老舗書店・有隣堂との出会いから誕生した。
南貴之さん
マーケットの象徴となるのは、南が世界中から集めた雑貨や洋服、ヴィンテージ家具などを置く「Library」。背の高い本棚は、南が好きだという大英図書館などの海外の図書館がイメージソース。店内の商品と本はリンクしており、照らし合わせて両方を楽しめる。すべてのアイテムは購入でき、売れるたびに店内は変化してゆく。
ライブラリー
敷地内に散りばめられているのは、南が世界中で出会った市場や街角、路地などの記憶。