2018年3月29日 18:00
男性だけのウィメンズコレクション、シアタープロダクツの倒置によるフェミニズム【2018-19秋冬ウィメンズ】
シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)の2018-19年秋冬コレクションが3月23日に渋谷ヒカリエで発表された。今シーズンのテーマは“HOMME”。すべてのルックは男性モデルによってウォーキングされたが、メンズではなく「女性の為に用意された男性用のワードローブ」であり、れっきとしたウィメンズのコレクション。
ファーストルックは白のサマーストライプのスーツの黒人モデル。タイトなダブルブレストのジャケットにバギーパンツ。フィット&フレアなシルエットに大きさの違うバッグがドッキングした白のバッグ、胸元に付けたバレッタがフェミニンな印象を与える。
リフレクトテープを配したファイアーマンジャケット、パラフィン加工を施したウェザークロスのミリタリーのコート、ニットの闘牛士ジャケットなどハードなメンズアイテムが、ジョッパーズのボトム、バブーシュ、スリッポンなどの足元で女性らしさが強調される。
東京牛のロゴが入ったスウェットやバッグ、そのままシューポリッシュクロスとプリントされた斜めがけバッグなど、同ブランドらしい遊び心のあるアクセサリーも男性モデルが持つとコミカルに見えるが。