2018年12月18日 14:00
フィンランドのセラミックアーティスト、ルート・ブリュックのビジュアルブックが刊行
ムーミンやマリメッコのカラフルでかわいらしい世界とは一味違うフィンランドに触れる1冊となっている。
ブリュックについて「たとえるなら、詩を、建築的に、絵画にした人」と語るミナ ペルホネン(minä perhonen)デザイナーの皆川明、「その色は、たぐいまれなる品格を現している」と語る染色家・志村ふくみなど、日本を代表するクリエイターの言葉を手掛かりに、美しい色と詩情をたたえた作品世界へ誘う一冊。
東京・乃木坂のBooks and Modern + Blue Sheep Galleryにて行われる、12月21日から2019年1月19日まで開催する出版記念「はじめまして、ルート・ブリュック」展は、アートディレクター・写真家の前田景がフィンランドで撮り下ろしたブリュックの作品やラップランドの風景写真を展示。ブリュックのセラミック作品も4点特別展示する。
またはがきやポスター、文具などルート・ブリュック関連製品も販売。
2019年4月からは、巡回展「ルート・ブリュック展 蝶の軌跡」が開催。アート、デザイン、空間をまたぐ越境的な仕事を日本で初めて紹介する展覧会となる本展では、代表作約180点を通じて、日本ではまだ知られざる巨匠によるクリエイティブの越境性とピュアなものづくりのありようを展観する。