旅先の“時間”を持ち運ぶ。ジャガー・ルクルトとマーク・ニューソンが再解釈した「メモボックス・トラベルクロック」
旅において、“時間”は単なる数字ではありません。時差、移動、静けさ、そして目覚め。旅先で触れる時間の感覚は、日常とは異なる密度を持っています。
Courtesy of Jaeger-LeCoultre
ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)は、オーストラリア出身のインダストリアルデザイナー マーク・ニューソン(Marc Newson)と協業した新作「メモボックス・トラベルクロック」を発表しました。本作は、ジャガー・ルクルトの象徴的なアラームウォッチ「メモボックス」を、旅のためのオブジェとして再解釈したものです。
“メモボックス”という存在
1950年代に誕生した「メモボックス」は、機械式アラーム機構を備えた時計として知られています。ジャガー・ルクルトを代表するコンプリケーションのひとつであり、単に時を示すだけでなく、“音”によって時間を知らせるという独自の存在感を持ってきました。
今回の「メモボックス・トラベルクロック」は、その機構的アイデンティティを受け継ぎながら、携帯性と現代的なデザイン感覚を融合させています。
Courtesy of Jaeger-LeCoultre
マーク・ニューソンによる再構築
本作を手がけたマーク・ニューソンは、航空機のインテリアから家具、時計、テクノロジープロダクトまで、領域横断的に活動するデザイナーとして知られています。彼のデザインに共通するのは、機能性を徹底的に磨き込みながら、彫刻的とも言える有機的フォルムへ落とし込むアプローチです。
Courtesy of Jaeger-LeCoultre
今回のトラベルクロックでも、その特徴は明確に現れています。滑らかな曲線を描くケースは、工業製品というより、小型のオブジェや現代彫刻のような佇まいを感じさせます。一方で、旅先で実際に使う道具としての実用性も確保されており、ラグジュアリーと機能美のバランスが丁寧に設計されています。
旅のための時計
近年、時計の価値は単なる“精度”だけでは語られなくなっています。特にラグジュアリーウォッチの領域では、その時計がどのような時間体験を提供するのかが重要視されています。「メモボックス・トラベルクロック」が興味深いのは、腕時計ではなく“旅の道具”として時計を提示している点です。
Courtesy of Jaeger-LeCoultre
スマートフォンによって時間確認が均質化された時代だからこそ、“時間を見る行為”そのものに感覚的な豊かさを取り戻そうとしているようにも見えます。
現代ラグジュアリーにおける“携帯性”
今回のプロジェクトには、現代ラグジュアリーにおける“持ち運ぶ美学”も感じられます。近年、ラグジュアリー市場では、旅や移動を前提としたプロダクトが再び存在感を強めています。単なる移動手段としてではなく、ライフスタイルそのものとして旅を捉える視点が背景にあります。その意味で、「メモボックス・トラベルクロック」は時計であると同時に、“旅の時間”を編集するためのプロダクトとも言えそうです。
Courtesy of Jaeger-LeCoultre
マーク・ニューソンという存在
マーク・ニューソンは、同世代のデザイナーの中でも最も影響力のある人物のひとりとして知られています。
2008年から続くアトモスシリーズでの協業に続き、今回ニューソンは「メモボックス」の本質を保ちながら、その存在を現代的な旅のオブジェとして再構築しました。
「ジャガー・ルクルトと仕事ができることは、今でも夢のようです。若い頃から抱いてきた敬意と、時計への情熱。その両方が、この協業の原点になっています」とニューソンは語っています。
INFORMATION
メモボックス・トラベルクロック by マーク・ニューソン
ケース:チタン
サイズ:直径69mm、厚さ18mm
キャリバー:手巻ジャガー・ルクルト製キャリバー256
機能:時・分表示、アラーム、時刻およびアラーム パワーリザーブ表示
パワーリザーブ:約12日間(約288時間)
ダイヤル:オパーリン仕上げ
防水性:3気圧
アクセサリー:トラベルポーチ、トラベルパック、ディスプレイスタンド(すべてスケドーニレザー製)
リファレンス:Q614T020
年間限定生産数:100点
ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)は、オーストラリア出身のインダストリアルデザイナー マーク・ニューソン(Marc Newson)と協業した新作「メモボックス・トラベルクロック」を発表しました。本作は、ジャガー・ルクルトの象徴的なアラームウォッチ「メモボックス」を、旅のためのオブジェとして再解釈したものです。
“メモボックス”という存在
1950年代に誕生した「メモボックス」は、機械式アラーム機構を備えた時計として知られています。ジャガー・ルクルトを代表するコンプリケーションのひとつであり、単に時を示すだけでなく、“音”によって時間を知らせるという独自の存在感を持ってきました。
今回の「メモボックス・トラベルクロック」は、その機構的アイデンティティを受け継ぎながら、携帯性と現代的なデザイン感覚を融合させています。
マーク・ニューソンによる再構築
本作を手がけたマーク・ニューソンは、航空機のインテリアから家具、時計、テクノロジープロダクトまで、領域横断的に活動するデザイナーとして知られています。彼のデザインに共通するのは、機能性を徹底的に磨き込みながら、彫刻的とも言える有機的フォルムへ落とし込むアプローチです。
今回のトラベルクロックでも、その特徴は明確に現れています。滑らかな曲線を描くケースは、工業製品というより、小型のオブジェや現代彫刻のような佇まいを感じさせます。一方で、旅先で実際に使う道具としての実用性も確保されており、ラグジュアリーと機能美のバランスが丁寧に設計されています。
旅のための時計
近年、時計の価値は単なる“精度”だけでは語られなくなっています。特にラグジュアリーウォッチの領域では、その時計がどのような時間体験を提供するのかが重要視されています。「メモボックス・トラベルクロック」が興味深いのは、腕時計ではなく“旅の道具”として時計を提示している点です。
ホテルのベッドサイド、スーツケースの中、あるいはデスクの上。その存在は、旅先における個人的な時間のリズムを静かに整えていきます。
スマートフォンによって時間確認が均質化された時代だからこそ、“時間を見る行為”そのものに感覚的な豊かさを取り戻そうとしているようにも見えます。
現代ラグジュアリーにおける“携帯性”
今回のプロジェクトには、現代ラグジュアリーにおける“持ち運ぶ美学”も感じられます。近年、ラグジュアリー市場では、旅や移動を前提としたプロダクトが再び存在感を強めています。単なる移動手段としてではなく、ライフスタイルそのものとして旅を捉える視点が背景にあります。その意味で、「メモボックス・トラベルクロック」は時計であると同時に、“旅の時間”を編集するためのプロダクトとも言えそうです。
マーク・ニューソンという存在
マーク・ニューソンは、同世代のデザイナーの中でも最も影響力のある人物のひとりとして知られています。
テクノロジーと彫刻性が交差する領域で活動し、航空、自動車、テクノロジー、ラグジュアリーなど幅広い分野で数々の名門ブランドと協業してきました。流れるようなライン、素材への鋭い感覚、そして高度なエンジニアリングを融合させるアプローチは、ジャガー・ルクルトのクラフツマンシップとも自然に共鳴しています。
2008年から続くアトモスシリーズでの協業に続き、今回ニューソンは「メモボックス」の本質を保ちながら、その存在を現代的な旅のオブジェとして再構築しました。
「ジャガー・ルクルトと仕事ができることは、今でも夢のようです。若い頃から抱いてきた敬意と、時計への情熱。その両方が、この協業の原点になっています」とニューソンは語っています。
INFORMATION
メモボックス・トラベルクロック by マーク・ニューソン
ケース:チタン
サイズ:直径69mm、厚さ18mm
キャリバー:手巻ジャガー・ルクルト製キャリバー256
機能:時・分表示、アラーム、時刻およびアラーム パワーリザーブ表示
パワーリザーブ:約12日間(約288時間)
ダイヤル:オパーリン仕上げ
防水性:3気圧
アクセサリー:トラベルポーチ、トラベルパック、ディスプレイスタンド(すべてスケドーニレザー製)
リファレンス:Q614T020
年間限定生産数:100点