2024年3月7日 11:40
ジュンヤ ワタナベ 2024-25年秋冬ウィメンズコレクション、拡張するフォルム
ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)は、2024-25年秋冬ウィメンズコレクションを2024年3月2日(土)にフランス・パリで発表した。
鋭角な立体装飾
衣服と彫刻のコントラストの美しさを表現したという2024-25年秋冬シーズン。まず注目を集めたのは、巨大で鋭角な立体装飾だ。三角形のフォルムに沿ってドレープを描くマントや、骨組みの縁取りに沿って立体的に解体されたジャケットなどが登場した。
ベルトを連ねたプリーツスカートには、連なる三角体をハーネスのようにしてコーディネート。身体の造形となじまず交わらない、直線的なフォルムが彫刻のような佇まいを形作る。
質感の対比
徐々に立体の装飾は形を変え、ドレスのウエストに配された棘のようなモチーフや、カーブを描きながら抽象的に身体を覆う鎧のような装飾が披露された。艶やかなレザーで作られた装飾がハードな一方で、中に着たブラックのウェアは柔らかなムードなのが印象的。
エレガントなドレープの浮かぶパンツや、しなやかなレース地ときらめく素材を組み合わせたドレス、色鮮やかな花柄のドレスなどが硬質なレザーと対比を描いている。
クリノリンやバッスルをレザーで
また、ドレスのクリノリンやバッスルを連想させる造形も印象的。