マックスマーラ 2025年春夏コレクション - 4世紀の数学者にインスパイア
マックスマーラ(Max Mara)の2025年春夏コレクションが、2024年9月19日(木)にイタリア・ミラノで発表された。テーマは「科学と魔法」。
4世紀の数学者・ヒュパティアが着想源
毎シーズン、歴史上の先駆的な女性にスポットライトを当てているマックスマーラ。今季のミューズとなるのは、4世紀のアレクサンドリアに生き、数学者、哲学者、天文学者、そして教師として愛された女性、ヒュパティアだ。
シャープで厳格なシルエット
複雑で雑然とした事象を、一連の洗練された方程式へと還元する科学者の世界。その明瞭さは、コレクションのシルエットへと落とし込まれている。スクエアシルエットを取り入れたジャケットには、直線的なペンシルスカートを合わせ、シャープな印象を演出。聡明な女性の姿を描き出しつつ、ざっくりと胸元を開くことでエフォートレスな雰囲気をプラスした。
素肌を覗かせるカッティング
女性らしさを引き出す肌見せの手法はほかにも。たとえば、厳格なムードを演出するブラックのシャツドレスは、ウエスト部分を楕円形にカッティングし、素肌が覗くデザインに。コクーンシルエットのロングスカートは、フロントに大胆なスリットを配することで、抜け感を漂わせている。
計算されたアシンメトリー
片方のショルダーやヒップから放射状に広がる、折り紙のような構造は、ヒュパティアがかつて身に着けていたであろう“ドレープガウン”に新たな解釈を加えたもの。一見不規則に見える折り目、複雑なアシンメトリーなシルエットも、実は計算しつくされたものであり、その精密さやハリ感が凛としたムードを漂わせるのに一役買っている。
ベーシックカラーのパレット
カラーは、結晶のようなホワイト、限りなくブラックに近い酸化銅のブラウン、深みのあるデルフィニウムのブルー、硝酸のシルバーを組み合わせて。これらはまるで研究室の小瓶から取り出したような色彩で、コレクションにクールで魔法のような化学反応をもたらしている。
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