アニメ映画『この世界の片隅に』劇場で再上映 - こうの史代原作、戦時下の広島・呉に生きる女性の物語
こうの史代の漫画を原作とするアニメーション映画『この世界の片隅に』が、テアトル新宿・八丁座ほか全国劇場にて2025年8月1日(金)より、期間限定で再上映される。
戦時下を生きるすずの日常とささやかな幸せを描く
映画『この世界の片隅に』は、戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、北条すずのかけがえのない日常と、その中で紡がれるささやかな幸せを描く長編アニメーション作品。こうの史代による同名漫画を原作に、片渕須直が監督・脚本を手がけた。主人公すずの声優は、『私にふさわしいホテル』『さかなのこ』などにも出演している俳優・のんが務めている。
2016年の公開当初は63館でのスタートながら、徐々に話題を集め、累計動員数は210万人、興行収入27億円を突破した。第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞など日本映画界において数々の受賞を果たした他、国際的な映画祭でも高く評価された。
全国劇場で再上映へ
すずがこの世界のどこかで今も暮らしていたとしたらちょうど100歳を迎える2025年に、映画『この世界の片隅に』を全国で再上映。すずが見つめていた“片隅”から80年の時を経て、なにげない日々の中にたしかにあった、命の灯りの物語をスクリーンに再び映し出す。
映画『この世界の片隅に』あらすじ
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた。
【詳細】
映画『この世界の片隅に』期間限定再上映
公開日:2025年8月1日(金)~
場所:テアトル新宿・八丁座ほか全国劇場
■映画『この世界の片隅に』作品情報
声の出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(コアミックス刊)
企画:丸山正雄
監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
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