「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」故郷・鳥取で、“ぬりかべ”など妖怪画100点以上を展示

企画展「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」が、鳥取県立美術館にて2025年7月19日(土)から8月31日(日)まで開催される。東京・六本木などでも開催された巡回展だ。
水木しげるの故郷で大型展覧会が開催
水木しげるは、「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ数多くの妖怪作品を世に送り出した漫画家。「妖怪」という言葉を広く一般に浸透させただけでなく、日本の妖怪ブームを長年にわたり牽引してきた人物でもある。
そんな水木の生誕100周年を記念した展覧会「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」では、日本の妖怪画だけでも生涯で1,000点近く妖怪画を描いた、水木の創作方法に着目。妖怪の「実存感」の表現にこだわった水木の様々な資料や手法などを通して、その独自の世界観を創り上げるまでの道筋に迫る。水木しげるの故郷である鳥取の地で、ユニークな妖怪世界に浸ることができる展覧会となっている。
100点以上の原画を展示
会場には、水木しげるの妖怪画をテーマごとに100点以上展示する。
なかでも、山、水、里、家の4つの場所に即して妖怪画を分類し、展示したエリアでは、妖怪のいる場所や、その雰囲気を大切にした水木の表現手法を見比べることができる。