2018年3月10日 03:05
アレキサンダー・マックイーン 2018年秋冬コレクション - 視点を変えて真の女性に迫る
アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。今季の起点となったのは、女性らしさをどのように変化させるか。大きく分けて3つの観点から女性性に向き合っていく。
一つ目のアプローチは、メンズライクな中にフェミニンなディテールを加えること。ブランドのアイコンであるドロップドショルダーのテーラードは、様々なシルエットの変化を繰り返しフェミニンなピースへと昇華する。バックスタイルにブラックのレザーを重ね合わせてティアードドレスが重なっているように見えるジャケット。ブラック地とカラープリントのシフォンをミックスさせて、ワンピースのように仕立てたトロンプルイユジャケットも存在する。
2つ目のチャレンジとして起用されたのは、レザーという一つのマテリアルから女性らしい側面を引き出すことだ。
ハードなブラックのレザーライダースに、ソフトな質感のホワイトレザーで仕上げたテーラードをドッキングさせたり、裏地にスエードを使ったバーガンディのドレスを融合させたりして、パワフルなレザーからセンシュアルな魅力を引き出している。