2018年9月27日 13:30
「秋の特別拝観」奈良・京都・滋賀・大阪の13寺院、日本最古の巡礼道「西国三十三所」で開催
日本最古の巡礼道「西国三十三所」の奈良県・京都府・滋賀県・大阪府の13寺院は、「秋の特別拝観」を実施。なお、開催期間などは寺院によって異なり、場所によっては紅葉とともに楽しめる。
西国三十三所とは、718年に、観音菩薩が人々を救うために示したと伝わる観音霊場のルーツ。その後、「観音菩薩は33の姿に身を変えて人々を救う」という教えのもと「西国三十三所」と総称され、各寺院は「札所」となり順番に参拝する巡礼文化が生まれた。それから1,300年が経った今年、その節目として「西国三十三所草創1300年記念事業」を実施。事業の一環として「秋の特別拝観」が開催される。
寺院が犇めく古都京都を代表する清水寺も「西国三十三所」のひとつだ。「秋の特別拝観」では、どんな願いでも叶えてくれるという大功徳をもつ秘仏 大隨求菩薩の特別開帳を行う。
また、三十三霊場中唯一、馬頭観音を本尊とする札所である松尾寺では、宝物殿にて国宝や重要文化財を含む寺宝を公開。そのほか、京都では、六波羅蜜寺において開祖 空也上人肖像の公開、革堂 行願寺において本尊の特別開帳と寺宝の展示を行う。
また、そのほか府県でも「秋の特別拝観」