「アートになった猫たち展」日比谷図書文化館で開催 - “猫”を描いた浮世絵や近代美人画約100点
日比谷図書文化館の特別展「アートになった猫たち展〜今も昔もねこが好き~」が、2019年4月26日(金)から6月23日(日)までの期間で開催される。
空前の猫ブームが続く昨今、アパレルから雑貨、コスメ、グルメに至るまで、生活のあらゆるところに愛らしい猫の姿が溢れている。しかしその流行は現代に始まったものではなく、200年も前、実は江戸の時代から存在している。
当時の江戸の町では、愛猫家の絵師・国芳が人気を博し、多様な猫の姿が様々な絵師の浮世絵に描かれた。その愛らしく、時に神秘的な姿は、時に美人画や戯画にも登場し、女性と戯れる猫、踊る猫、芸をする猫、あるいは猫顔で人気役者になりきって愛嬌たっぷりの姿を披露する猫など、姿を変えては江戸の庶民に広く親しまれていた。
本展は、浮世絵蒐集家・中右瑛が長年にわたり蒐集した浮世絵と近代美人画のコレクションを中心に、暮らしの中に描かれた猫や、猫を愛した芸術家たちの作品を紹介するもの。猫を愛し、好んで描いた歌川国芳、竹久夢二、藤田嗣治、そして現代の作家たちまで、後期展示入れ替えを含めて約100点が展示される。
【開催概要】
日比谷図書文化館 特別展「アートになった猫たち展〜今も昔もねこが好き~」