2019年5月19日 11:15
たばこと塩の博物館で“マッチ”の魅力に迫る展覧会 - 多様なラベルや、マッチ登場以前の着火具など展示
東京・墨田区のたばこと塩の博物館では、2019年5月25日(土)から7月7日(日)までの期間で、展覧会「マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~」を開催する。
たばこ文化に大きな影響を与えたマッチの誕生
簡単に着火出来る画期的な道具としてヨーロッパで誕生し、19世紀半ばから世界に広がっていったマッチ。その誕生により、炭火などによる火の保存の必要が無くなったことで、喫煙具をはじめとするたばこ文化にも大きな影響を与えたという。
マッチの歴史と多彩なラベルデザインを紹介する展覧会
そんなマッチに焦点を当てた本展では、会場を「マッチ登場」「国産マッチのあゆみ」「マッチラベルの世界」の3つのコーナーに分け、約500点の資料を展示。江戸後期に発明された着火具、喫煙の様子を描いた浮世絵、国産マッチの製造工程、百花繚乱ともいえる様々なラベルなど、マッチ登場以前・以降の歴史を合わせて紹介することで、そのデザインの魅力に迫る。
日本のマッチ
ちなみにマッチが渡来したばかりの日本では、小箱1個で米4升と見合うほどの高価な輸入品。そのため国内でのマッチ産業の育成が図られ、1890~1910年代には世界屈指の輸出量を誇るマッチ大国に。