2021年3月13日 17:45
トッズ 2021-22年秋冬ウィメンズコレクション、クチュールのもたらす温故知新
トッズ(TOD’S)は2021-22年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。
クラシックとモダニズムの掛け合わせ
2020-21年秋冬シーズンよりトッズのクリエイティブ・ディレクターに就任したヴァルター・キアッポーニは、常に新しい視点でクリエイションを続ける。コレクションを紹介するムービーに登場する、“Breaking the rules,I act gently.(優しく振舞いながら、ルールを破る)”という言葉が表すように、キアッポーニは既存の洋服たちの原型をリスペクトしつつ、新たなイメージを持つ洋服たちを作り上げた。
コレクション全体を通しての特徴となるのが、トラディショナルなクチュールとモダニズムを融合させている点。長く人々に愛され続けてきたクラシックなファッションアイテムにモダンなディテールを掛け合わせて、まさに“温故知新”を体現するように、洋服たちにこれまでにない表情を生み出している。
例えばレザートリムのトレンチコートは前で結べるようなデザインにすることで、新鮮なスタイリングを実現させる。首元のラッフルはケープの様に方のラインを形成し、既存のトレンチコートが持つカッチリとしたイメージとは逆に、ゆったりとしたリズムがシルエットの上で刻まれる。