映画『グリード ファストファッション帝国の真実』ファッションを作っているのは誰?資本主義の闇を暴く
映画『グリード ファストファッション帝国の真実』が、2021年6月18日(金)にTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開。監督は、『イン・ディス・ワールド』『グアンタナモ、僕達の見た真実』で、れぞれベルリン国際映画祭で金熊賞、銀熊賞を受賞したマイケル・ウィンターボトムが務める。
‟ファストファッションビジネスの闇”を暴くブラックエンターテイメント
タイトルに名付けられた「グリード=強欲」の意味を持つ本作は、金と欲がすべての主人公の生活の裏に隠された‟ファストファッションビジネスの闇”を、鋭い視線で暴き出したブラックエンターテイメント。これまで国際問題を扱う作品を手掛けてきたマイケル・ウィンターボトム監督が、イギリスらしい痛烈な風刺とジョークを散りばめながら、経済第一主義の社会への問題提起に挑戦する。
フィリップ・グリーンをモデルに
物語の主人公であり、ファストファッションのブランド経営で財を成したリチャード・マクリディ役のモデルとなったのは、2020年に破産申請をした「トップショップ(TOPSHOP)」を始めとする複数のファストファッションブランドを保有していたアルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーン。