2021年6月16日 14:30
アレキサンダー・マックイーン 2021-22年秋冬ウィメンズコレクション、アネモネの美しさを永遠に
アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen) 2021-22年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。
色鮮やかな「アネモネ」の花をキーモチーフに
今季のキーモチーフとなったのは「アネモネ」。その美しさとは裏腹に、“短命な花”としても知られるアネモネを布上へと表現することで、永久的な存在へと昇華させた。目に映るのは、まるでたった今流れた鮮血のように、色鮮やかなレッド。ドレス一杯に咲き誇るアネモネの姿は、ドラマティックな存在感を解き放つと同時に、力強く輝く自立した女性像も彷彿させているように感じられる。
バイカージャケット×「アネモネ」ドレス
アレキサンダー・マックイーンらしいアイコニックなアイテムも、今季はアネモネと美しく交わっていく。中でも印象的だったのは、ブランドを代表するバイカージャケットをドッキングさせたピース。メタリックなディテールを配した、象徴的なボディデザインはそのままに、ふっくらと蕾のように膨らむアネモネ柄のスリーブをコンビネーションさせた。
またブランドらしいボリューミーなスカートにも、大胆に「アネモネ」プリントをあしらって。ベースとなる漆黒も相まって、みずみずしく浮き上がるその様は、まるで“永遠の命”を得た花の姿を連想させる。