くらし情報『アキラナカ2022年春夏コレクション - 陶芸家・河井寛次郎の独創的な作品に思いを馳せて』

2021年11月10日 15:30

アキラナカ2022年春夏コレクション - 陶芸家・河井寛次郎の独創的な作品に思いを馳せて

アキラナカ2022年春夏コレクション - 陶芸家・河井寛次郎の独創的な作品に思いを馳せて

アキラナカ(AKIRANAKA)の2022年春夏コレクションが発表された。

陶芸家・河井寛次郎の自由な精神を引用
2007年にPOESIEとしてブランドをスタートさせたアキラナカ。<ブランド中期>とも位置付けられる昨今のコレクションを振り返る中で、デザイナーのナカアキラは“型にはまらず、前進し続けたい”と改めて考え、大正から昭和に活躍した京都出身の陶芸家・河井寛次郎に思いを馳せた。

河井は、陶磁器試験場で実験を行っていた経緯から“釉薬”の知識が深く、ユニークな色彩表現で有名な陶芸家。しかしその高い技術力に甘んじることなく、様々な試みの中に“新しい美”を見出し、独創的な作品を発表し続けた。今季はそんな河井の“自由な姿勢”を引用しながら、型にはまらない遊び心溢れるコレクションを提案する。

思うままに小筆で描いたジャケット
まず目を引くのは、釉薬や焼き方によって仕上がりが大きく変わる陶芸の“偶発的な美”から着想を得て作ったテーラードジャケット。最初にデザインを決めず、思うままに小筆で色をのせたというジャケットは、“誰も見出せていない<美意識>がまだあるのではないだろうか”というナカ自身のチャレンジングな想いが感じられる1着だ。

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