2021年12月16日 17:57
おもちをノドに詰まらせた時は… 東京消防庁が掃除機の使用を推奨しない理由
正月の食べ物の代表格である、おもち。
お雑煮にしたり、おしるこにしたりと、さまざまな料理にして味わえる、万能な食べ物です。
おいしいおもちですが、ノドに詰まらせるという危険もあります。
おもちで搬送された人数は?
東京消防庁によると、2015~2019年、東京都内ではおもちや団子が原因で窒息したとして、463人が救急搬送されました。
出典:東京消防庁
窒息、誤飲が起きた原因で、最多は包み類。次いで、おもち、肉となっています。
出典:東京消防庁
搬送された人数を月別に見ると、1月の177人や12月の63人など、年末年始に集中していることが分かります。
それだけ、おもちを食べてノドを詰まらせる人が多いのでしょう。
おもちがノドに詰まったら?
では、実際におもちをノドに詰まらせた場合、どう対処すればいいのでしょうか。同庁に聞きました。
同庁は「咳を出せるなら出させて、咳が出ない場合は『背部叩打法(はいぶこうだほう)』を」と推奨しています。背中をたたくやり方ですね。
背部叩打法のやり方は、次の通りです。
1.胸と下あごを支えて突き出し、あごを反らせます。
傷病者が倒れている場合は、傷病者を手前に引き起こして横向きに寝かせ、自分の足で傷病者を支えます。