2022年8月13日 06:49
『アーティスティックスイミング』で美しく圧巻の舞いを見せた、乾 由紀子選手
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。
乾 友紀子選手圧巻の舞い
ブダペストで水泳の世界選手権が始まり、日本の瀬戸、本多選手がメダルを取り、水泳日本を演出してくれているのは頼もしい限りであります。
その中で今回は、タイムではなく美しさを演出する『アーティスティックスイミング』に注目してみました。決勝で実に美しく圧巻の舞いを見せた乾 由紀子選手の演技です。
フリーのテーマは『大蛇~オロチ~』。オロチが荒れ狂うさまを、激しい音楽に乗り、うねるような手足の動きで大蛇を見事に表現するのです。
見ていて誰もがズ~ンと魅き込まれます。
その過酷な表現を、鬼コーチと呼ばれる井村 雅代コーチは、こんな風に言っていました。「終わって、内臓まで熱くなった」と…。
※写真はイメージ
乾選手は演技を終えた記者会見で「今、出来る精一杯のものを出し切れた。私は手が小さいけれど、指先まで少しでも長く見えるように、赤いネイルをつけ 指先の爪を伸ばし、その手で表現する大蛇の顔。