2022年8月16日 15:08
救急車に掲げられた『プラカード』 内容に「どんどんやるべき」「いい取り組み!」
2022年7月から、新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大によって、全国各地で医療機関がひっ迫しています。
専門家の間では第7波とされる、今回の感染拡大。東京都だけでも1日に2万人ほどの新規感染者が報告され、医療崩壊が危ぶまれています。
加えて、猛暑によって熱中症の通報も相次ぎ、救急車が足りなくなるという問題も起こっているのだとか。
救急車に「コンビニを利用します」の立て札
加須(かぞ)市、久喜市、幸手(さって)市、白岡市、宮代町、杉戸町から構成される埼玉県の消防組合『埼玉東部消防組合消防局』は、同年8月12日にウェブサイトを更新。
『重要なお知らせ』として、救急隊員が水分補給やトイレ借用のため、コンビニを利用することを告知しました。
埼玉東部消防組合消防局では、いち早く傷病者や通報者の元へ向うため、現場に一番近い救急隊が直に出動できる、“直近直行方式”を取り入れています。
消防署へ戻る途中でも通報があれば、その場から直ちに出動ができるシステムです。
救急車が多数出動する場合などは、食事・トイレ等が不規則になりがちなため、コンビニエンスストアを利用させていただくことで、当組合の救急車18台を効率的に運用し、隊員の負担軽減を図りながら、救急行政サービスの質向上をさらに目指します
埼玉東部消防組合消防局ーより引用
先述したように、通報が急増したことによって救急車の出動回数が増え、救急隊員は慌ただしい日々を送っています。