2022年10月27日 13:05
「絶対にやめてください」 SNSで目にする愛犬のかわいい動画に専門家が指摘
SNS上では日頃、愛犬たちの写真や動画が多数投稿されています。
愛犬のかわいい姿を写真や動画に収めようと、飼い主はカメラを構えているもの。
しかし、かわいさを意識しすぎたあまり、愛犬の体に危険をおよぼすことがあるのです。
ドッグトレーナーをはじめ、ペット業界で長年働いてきた経験を持つ松本秀樹(@macha_daichi)さんは、SNS上でよく目にする動画に対し注意喚起を行いました。
松本秀樹が明かす、愛犬動画の危険性
SNSでは、飼い主が愛犬の前脚を持ってダンスさせたり、頬へ脚を押し当てたりする、『かわぴー』と呼ばれる動画が投稿されています。
※写真はイメージ
この動画を見ていた松本さんは、愛犬の前脚を左右に大きく開けることについて「絶対にやめてください」と呼びかけました。
鎖骨がない犬は本来、前脚を前後にしか動かすことができません。
犬が前脚を左右に開く行為は、人間にとって股を割るのと同じような痛みがあるといいます。
また、犬は前脚の2本で、自分の体重の3分の2を支えている生き物。
そのため、肩周りと首をつなぐ筋肉を痛めてしまうと、歩いたり走ったりができなくなる可能性や、脱臼の恐れがあります。