2022年12月30日 13:10
除夜の鐘について僧侶が注意喚起 「最悪、鐘がひび割れます」に「知らなかった」の声
寺院の大きな鐘『梵鐘(ぼんしょう)』をつく、除夜の鐘。
諸説ありますが、人間の煩悩を取り除く仏教行事ととらえている人が多く、例年、大晦日の夜には鐘をつくため人々が列をなしています。
普段はあまりできない体験のため、大きな音を出そうと張り切っている人もいるかもしれません。
普段、鐘をつかない人が知っておきたいこと
長崎県大村市にある、浄土宗白龍山長安寺の僧侶、吉田武士(@curry_boz)さんは、除夜の鐘についての注意をTwitterに投稿しました。
2022年の大晦日に、多くの人が鐘を鳴らした結果、ひびが入って取り替えることとなった長安寺。
富山県高岡市の鋳造所に依頼し、新たな鐘を迎える際、「前の人が鳴らした余韻も消えないうちに、連続で強打すると鐘にダメージがあり、最悪ひび割れる」と教えてもらったといいます。
同じように、鐘がダメになる寺院が続出しないよう、吉田さんは次のようにつづっています。
鐘は各寺院の指示で、用法用量を守って正しくつきましょう。
1948年の朝に、町の人や檀家に担がれてやってきた、長安寺の梵鐘。