2023年3月13日 18:56
急須の蓋の穴って何のため? 実は美味しさの『カギ』だった!
3月に入り、暦の上では春になりました。春は新茶の季節。この時期から、新茶の販売予約を受け付ける茶園も多いのだとか。
今ではペットボトルや粉末タイプ、ティーパックなど気軽に味わえますが、やっぱり急須で淹れたお茶は格別ですよね。
そんな急須ですが、どうやって蓋を置いていますか。何気なく置いていたら、かなりもったいない!実は、急須の蓋には正しい置き方があったのです。
急須は蓋が命味・色・風味をアップさせる置き方とは
急須の蓋の正しい置き方を紹介していたのは、静岡県を代表するお茶メーカーの大井川茶園さん。実は急須の蓋にある「穴」が、とても重要な役割を果たしているのだそう。
この小さな穴、お茶を急須内から出すために作られた、ただの空気の抜け道だけではなかったのです。
その大きな役割を、このように解説しています。
急須の中に空気が取り込まれると、茶葉が舞うように動きます。そのことによって茶葉が広がりやすくなり、お茶本来の甘みや香りがしっかりと抽出されます。お湯と茶葉がしっかりと混ざり合い、かき混ぜられて味や色、風味にムラのない美味しいお茶になります。
大井川茶園公式ブログーより引用
つまり、穴があることで急須内に空気が取り込まれ、対流が起こります。