2024年4月1日 12:17
「命をゴミのように…」 橋のたもとに放置された怪しい箱 中身に言葉を失う
ある朝、フィリピンのブラカン州をオートバイで走行していた人たちが、橋のたもとでダンボール箱を見かけました。
人通りの少ない道端に箱があったら、おそらく誰かが捨てたゴミだと思う人が多いでしょう。
しかし、彼らはオートバイを停めて、その箱を確認することにします。
すると、箱の中にはなんと9匹の子犬が入っていたのです。
彼らはすぐに地元の動物保護団体『PAWSsion Project』に連絡し、スタッフが現場に駆け付けました。
9匹のうち6匹は生後2週間も経っておらず、まだ目も開いていなかったのだとか。
子犬たちの体はノミだらけで、とてもお腹を空かせていたといいます。
その場に母犬の姿はなく、子犬たちは誰かによってこの場所に捨てられたと思われました。
『PAWSsion Project』の施設は満員で、これ以上の動物を収容できない状態だったそう。
しかしスタッフは「この暑さでは子犬たちはすぐに息絶えてしまうだろう」と思い、9匹を連れて帰りました。
まずは子犬たちの体についたノミを手作業で駆除し、お風呂に入れて体をきれいにしてあげたとのこと。
母犬がいないので、9匹に2時間おきにミルクをあげなくてはならないそうです。