ガンコな栗の皮、上手にむくには? 栗農園に聞いてみた!
秋の味覚といえば栗です。ほくほくと甘くて、おやつになるのはもちろん、栗ご飯にするのもおいしいですよね。
しかし、中には「栗は皮を剥くのが大変だな」と敬遠する人がいるかもしれません。
硬い栗の皮をうまく剥く方法はあるのでしょうか。
1919年から3代に渡り、100年以上も栗専門農園を営んでいる『四万騎(しまき)農園』に聞いてみました。
農園が教える!栗の皮を剥く方法
皮剥きの前に、まず栗の基礎知識を覚えましょう。
栗のおしりの部分は『座』、反対側のややとんがった上部分を『頭(通称)』といいます。
栗には、外側の硬い『鬼皮(おにかわ)』と、その中にある実に付いた『渋皮(しぶかわ)』の2つがあります。
鬼皮のほうはつるつるで頑丈ですが、渋皮は薄くてざらざらとした触感です。
生栗から中の黄色い実を取り出すためには、まず鬼皮を剥がして、次に渋皮を剥くという2段階の作業が必要になります。
上記を踏まえたうえで、『四万騎農園』からはこのようなアドバイスがありました。
鬼皮は座のところで強く密着していますが、ほかのところは実から浮き上がっています。
そのため、割れ目を作って、へらを使うような要領でバリバリ剥がすといいです。