すすぎは「1回」と「2回」どっちが正解? 洗濯研究家の答えに「そうだったのか」
洗濯研究家の平島利恵です。
洗濯の時、すすぎは何回に設定していますか。
「時短になるし、水道代も節約できるし」と、1回で済ませている人も多いかもしれません。最近は『すすぎ1回でOK』という洗剤も主流ですよね。
結論からお伝えすると、基本的にはすすぎ2回がおすすめ。実はすすぎは、洗濯の中でとても重要な工程なんです。
すすぎの役割とは?
撮影:Heulie
『洗い』の工程では、洗剤が汚れを包み込んで繊維から引き離します。
『すすぎ』は、その汚れを包んだ洗剤成分を、きれいな水で薄め、洗い流す工程です。
すすぎ1回だとどうなる?
撮影:Heulie
すすぎが不十分だと、汚れを包んだ洗剤成分が繊維に残ります。
「洗剤が残るから肌に悪い」と思われがちですが、洗剤は汚れを包み込んでいるので、すすぎが足りないと『汚れを包んだ洗剤』がそのまま衣類に残ってしまうんです。
これが蓄積すると、ニオイや黄ばみの原因に。
「ちゃんと洗っているのに、なんか臭う…」という場合、すすぎ不足が原因かもしれません。
ニオイが気になって「洗剤を変えようかな…」と思う前に、まずすすぎの回数を見直してみてください。実は、これだけでもニオイが改善される場合があります。
すすぎ2回は、水道代がもったいない?
※写真はイメージ
「すすぎを増やしたら水道代がかかる…」と思うかもしれません。
しかし、汚れやニオイが落ちなくて洗い直したり、洋服を買い直したりするほうが、よっぽどもったいないですよね。
すすぎ回数を増やすのは、新しい洗剤を買わなくても、明日からすぐにできる対策なんです。
肌が敏感な人は、すすぎ3回もおすすめ
撮影:Heulie
お肌が敏感な人や赤ちゃん衣類の洗濯は、すすぎを3回に増やすのもおすすめです。
すすぎ回数を増やすことで、洗剤と汚れの両方をしっかり落とし、肌への負担を減らせます。詳しくはこちらの動画で解説しています。
意外!すすぎ1回のほうがいい場合も
撮影:Heulie
逆に、すすぎ1回のほうがいい場合もあります。
おしゃれ着用洗剤には、柔軟成分が配合されているものがあります。すすぎ1回で成分を衣類に残すことで、やわらかく仕上がる設計になっているんです。
おしゃれ着を洗う場合は、洗剤の説明に従ってすすぎ1回で使うのがおすすめ。
ただし、柔軟剤をプラスする場合は、すすぎ2回にしましょう。
すすぎは大切な工程
筆者はいつも「すすぎを制する者は、洗濯を制する」と話しています。それくらい、すすぎは大切な工程。今日から試してみてはいかがでしょうか。
すすぎについて、こちらの動画で熱く語っています。ニオイに悩んでいる人はぜひご覧ください。
[文・構成/平島利恵]