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【考察】高橋一生の演技の引き出しが多すぎる 『リボーン』第2話

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【考察】高橋一生の演技の引き出しが多すぎる 『リボーン』第2話

SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、イラストレーターの渡辺裕子(@satohi11)さん。

2026年4月スタートのテレビドラマ『リボーン ~最後のヒーロー~』(テレビ朝日系)の見どころを連載していきます。以下、ネタバレが含まれます。

渡辺裕子さんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。

2026年、何者かに階段から突き落とされた根尾光誠(高橋一生)。

死んだはずだったが、なぜか野本英人(高橋一生)として2012年の世界に転生してしまう。

戸惑いながらも英人として生きることにした光誠だが、父の野本英治(小日向文世)が経営するクリーニング店は毎月赤字で、1000万円の借金があることを知り、自分の生活のために店の経営を建て直すことにする。

そのためにまずは、あかり商店街を盛り立てなければ、と思っていた矢先、駅前に大型スーパーマーケットが出店することに。


それがライバルの一萬田社長(坪倉由幸)が経営するスーパーだと知った光誠は対抗心を燃やし、商店街の人々もそんな光誠の熱意に押されて動き始める…。

【考察】高橋一生の演技の引き出しが多すぎる 『リボーン』第2話

高橋一生の演技の引き出しサイズは無限大か


死んだはずの男が過去へと転生し、別の人間として生きながら自分を殺そうとした犯人を探す…その設定だと、SFサスペンスのシリアスなドラマになりそうなのに、英人になった光誠の言動がおもしろすぎて、ずっと笑いっぱなしの1時間だった。

英人になりきろうと、ケータイの動画を見て「何もしないで諦めるなんて最低のクソっすよ!」と英人のモノマネを繰り返す。

英治が用意してくれた英人の好物がどれも苦手な食べ物で、べったら漬けを口に入れ「あっこれやっぱりムリだ」となんともいえない顔で耐える。

コロッケを食べて「何だこれ…ものっすごいうまいな!」と叫ぶ。

新生活に戸惑ってぶつぶつつぶやいている心の声も、感情が爆発して突然叫ぶ姿も、高橋一生さんがあの端正な顔で全力でやっているのが、もう全部おもしろい。

【考察】高橋一生の演技の引き出しが多すぎる 『リボーン』第2話

彼の演技の引き出しサイズは無限大なのだろうか、こんなにコメディもできるとは。それにしても、商店街の人々は仕事もせず、英治と英人の家に集まりすぎる。


そして英人は、彼らからやたらと口に食べ物を詰め込まれがちである。

おにぎりとかメンチカツとかを、ぐいぐい入れられている英人は、親鳥に餌をあたえられるヒナのようで、かわいくもおかしい。

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また逆に、英人はやたらとビンタもされがちである。

更紗(中村アン)からは、光誠だった時に続いて2回目、そして妹の英梨(横田真悠)からも…。

そう、第1話で絶対何かあると思っていた『秘書の英梨ちゃん』の正体は、英人の妹だと第2話で判明。

【考察】高橋一生の演技の引き出しが多すぎる 『リボーン』第2話

そういえば英人も英梨も、名前に父から『英』の字をもらっている。

食べ物をあたえられたり、ひっぱたかれたり。

英人がまだ光誠ではなかった頃から、商店街の人々はこんなふうに英人の世話をしたり叱ったりするのが日常だったのだろう。


彼の母がすでに亡くなっていることも、周りがおせっかいする理由のひとつなのかもしれない。

【考察】高橋一生の演技の引き出しが多すぎる 『リボーン』第2話

光誠が英人として転生した今、英人の魂のようなものは消えてしまったのだろうか。

光誠は英人として幸せになってほしい気持ちはあるのだが、あんなに愛されていた元の英人が消えてしまうのも、それはそれで切ない。

こんなふうに商店街の人々はいい人たちばかりなのだが、とにかく働かず、商店街に客が来ないことをしょうがないと諦めている。

けれど英人は、好きなワインを飲むためにも、クリーニング店も商店街も盛り立てたい。

社長だった時の光誠は、冷たい笑みを浮かべて部下に無理難題を押し付け、自分の思う通りに人を動かしていた。

しかし英人になってからは笑って、命令するどころではない。

未来に何が起こるかを知っている強みと経営者としてのセンスをいかし、ご当地キャラを作り、メンチやコロッケのおいしさを前面に押し出すというアイデアを出し、自らが奔走する。


【考察】高橋一生の演技の引き出しが多すぎる 『リボーン』第2話

ずっとあたふたと戸惑い顔だった英人がやっと笑顔を見せたのは、商店街に活気が戻って、手伝ってくれた仲間に感謝するシーン。光誠なら絶対あんな笑顔は見せられなかったはず。英人となって、彼の内面も変化しているのだろうか。

同時に、英人のまわりの人々にも変化が見られる。

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昼から飲んだくれて英人から「バカ」とひとまとめにして呼ばれている猪瀬(小久保寿人)・鹿内(今井隆文)・蝶野(村井良大)の猪鹿蝶トリオは、は、ご当地キャラを見事に立体化させて「仕事ができるバカなんだな」と英人をうならせる。

絵の道をあきらめていた更紗も、才能を発揮させて商店街を美しく彩る。

英人と彼らの力がうまく組み合わされれば、このまま商店街はさびれることなく、将来NEOXISから立ち退きを迫られることもなくなりそうだが、そうなるともうひとりの光誠はどうなるのだろう。

「同時代に同一人物が存在してるんですか!?」

英人が叫んだように、光誠が英人に転生してからも、どうやらこの時代の光誠はNEOXIS社長として存在しているらしい。


今後、英人と光誠が出会ってしまうようなことはあるのだろうか。

商店街に活気を取り戻すことに成功した英人だが、英梨をNEOXISに入社させないというたくらみは失敗。

どうやら彼には、変えられる運命と変えられない運命があるようだ。では、階段からの転落は、どちらの運命なのだろう…。

『リボーン ~最後のヒーロー~』はTVerで配信中


『リボーン ~最後のヒーロー~』は、放送終了後から動画配信サービス『TVer』で配信中。

第2話はこちらからご覧いただけます。

[文/渡辺裕子構成/grape編集部]

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