熟したバナナ、すぐに食べないなら… プロに聞く、夏の正しい保存法
朝食やおやつに手軽なバナナですが、夏場はあっという間に皮が黒くなってしまうため、どこに保存すればいいのか悩んだことはないでしょうか。
「冷蔵庫に入れたらさらに皮が黒くなった」「常温に置いていたら熟しすぎてしまった」などの経験を持つ人も多いはずです。
そこで、バナナの輸入や販売を手がける株式会社スミフルジャパンに、夏場の保存場所や冷蔵保存の注意点、食べ頃を長く保つコツを聞きました。
バナナが黒くなるのはなぜ?
バナナの皮が黒くなるのは、酸化が起こるためです。
常温でバナナが熟していく追熟の過程が進むと、皮に含まれるタンニンというポリフェノールの一種が空気中の酸素と反応してゆっくり酸化します。
そして『シュガースポット』と呼ばれる茶色い斑点がポツポツと出てくるそうです。
※写真はイメージ
一方、冷蔵庫に入れた場合は冷気によってバナナの皮の細胞が壊れ、酸化が進みます。
斑点ではなく皮全体が黒ずんでいくのが特徴で、早ければ冷蔵庫に入れて1日も経たないうちに、変色が始まることもあるそうです。
夏場の保存場所はどこがいい?
スミフルによると、バナナの保存に適した温度は15〜20℃とのこと。
基本的には、直射日光を避けた風通しのよい場所で保存しましょう。
ただし、夏場は室温が高くなりやすく、適した温度を保つのが難しい場合もあります。
室内が高温になりそうな日や、好みの熟度になっている場合は、冷蔵庫の野菜室に移すのがおすすめだそうです。
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「南国のフルーツだから冷蔵庫はNG」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、適切なタイミングで上手に冷蔵庫を活用すれば、おいしさを長持ちさせることができますよ。
冷蔵庫に入れるタイミングと保存のコツ
冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の温度が低いためバナナの追熟が止まってしまいます。
そのため、自分好みの食べ頃になってから移すのがポイントです。
皮が全体的に黄色くなった頃や、シュガースポットが出始めたタイミングを目安にするといいでしょう。保存する際は、1本ずつビニール袋や新聞紙に包み、野菜室へ入れるのが理想です。
ただし、数日以内に食べ切る予定の場合は、購入時の袋のまま野菜室に入れても問題ありません。
冷蔵保存できる期間は、冷蔵庫に入れた時点の熟度によって異なりますが、状態によっては数日~1週間ほどおいしく食べられる場合もあるそうです。
皮が黒くなったバナナも捨てないで!
シュガースポットが出たバナナは、甘みがしっかり増した食べ頃のサインといえます。
果肉の状態に問題がなければ捨てずに活用しましょう。
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スミフルに、暑い季節におすすめの食べ方を聞きました。
冷やしバナナ
冷蔵庫で冷やすと食感が引き締まり、ひんやりとおいしく食べられます。
バナナアイス、スムージー
皮を剥いてカットし、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しておきましょう。
そのまま食べると、バナナアイスのような味わいが楽しめます。
また、スムージーを作る際に氷の代わりとして使うのもおすすめだそうです。バナナの自然な甘みを生かした味わいになりますよ。
※写真はイメージ
工夫して最後までおいしくバナナを食べよう
夏のバナナ保存では、食べ頃のタイミングを見極めながら、常温と冷蔵保存を使い分けることが大切です。
皮が黒くなっても諦めず、冷やしたり冷凍したりしておいしく使い切ってみてくださいね。
[文・取材/ブリジア構成/grape編集部]